ノロウイルスに家族が感染したら予防方法は?怖いノロに気をつけよう


ノロウイルスに家族が感染したら予防方法は?怖いノロに気をつけよう

ノロウイルスが流行る時期になりました。

子供がいる家庭では、学校で友達が吐いたなんて話を聞くと「もしかしてうちの子も感染したのでは?」と不安になりますよね。

最近はノロウイルスの感染力の強さが周知されたため、小学校やホテル施設などで嘔吐物を片付ける際には、決められた手順で汚物を処理するようになってきました。

わが子が通う小学校でも教室内で嘔吐した子が出ると、保健の先生が中心となって片付けや消毒をし、それ以降の授業は別の教室に移動して行うという徹底ぶりです。

ホテル室内で嘔吐した場合も自分で処理せずに、ホテルの従業員に清掃をお願いするようにという注意もされています。

それだけ強い感染力を持つノロウイルスだけに、身近な家族がノロにかかってしまったら、他の家族にうつらないよう感染予防対策を徹底しないといけません。

そもそもノロウイルスにかかる原因はなんなのか、かからないように予防するにはどうしたらいいのでしょうか。

また、ノロウイルスに似た病気であるロタウイルス(主に乳幼児がかかる)は、生後6週から受けられるロタウイルスワクチンで防ぐことができることを知っていますか?

かかると怖いノロウイルスやロタウイルスの感染予防についてまとめました。

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ノロウイルスに家族が感染した!家族からの感染予防はどうしたらいい?

ノロウイルスへの人からの感染を「二次感染」といいます。

家族とは同じ屋根の下で寝食を共にするので、ノロウイルスのように感染力の強い病気にかかった家族がいる場合は、二次感染には細心の注意を払わなければいけません。

二次感染を防ぐには、とにかく感染者の嘔吐物や便に触れないようにすることが大事です。

家族が突然部屋の中で嘔吐したら

感染者の嘔吐物を手早く片付ける

(用意するもの)
・使い捨てエプロン・使い捨てビニール手袋・使い捨てマスク(すべて百均で売っている)
・捨ててもいい雑巾・厚手のキッチンペーパー
・次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイター)を薄めた消毒液(塩素濃度1,000ppm)
 → 消毒液の作り方
・使い捨て製品を捨てるためのビニール袋2枚

部屋で突然嘔吐した場合、意外と広範囲に吐しゃ物が飛んでいることがあります。

嘔吐物を片付ける人以外は近くに寄らない、または部屋に入らないようにしましょう。

1. 用意した使い捨て用品を身につける
2. 嘔吐物を、雑巾かキッチンペーパーで静かに拭き取る(ウイルスが飛び散らないようにするため)
3. 消毒液をたっぷりと浸した雑巾やキッチンペーパーで、さらに床を拭き取る
4. 最後に水拭きをする
5. 風向きに注意して、ウイルスが屋外へ出ていくように部屋を換気する
6. うがい・手洗いを徹底する

※雑巾やキッチンペーパー、身につけた使い捨て用品は、二重にしたビニール袋に入れ口を固く縛ってから捨てる

また、部屋の汚れが気になっても、掃除機はしばらく使わないほうがいいでしょう。

掃除機のごみパック交換やごみカップから、乾燥したノロウイルスが飛び散ってしまう可能性があります。

ノロウイルスは乾燥すると空気中に舞い上がり、数週間経ってからでも人に感染することがあります。

家族が嘔吐や下痢の症状でトイレを使用したら

感染者のトイレ使用後は手早く掃除をする

(用意するもの)
・使い捨てエプロン・使い捨てビニール手袋・使い捨てマスク(すべて百均で売っている)
・捨ててもいい雑巾・厚手のキッチンペーパー
・次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイター)を薄めた消毒液(塩素濃度200ppm)
 → 消毒液の作り方
・使い捨て製品を捨てるためのビニール袋2枚

トイレでは便器で用を足しますが、嘔吐や下痢の場合は汚物が便器周りまではねてしまうことがあります。

またトイレのふたを閉めずに水を流すことで、床や壁にウイルスを含んだ汚物がついてしまうこともあるでしょう。

1. 用意した使い捨て用品を身につける
2. 消毒液を浸した雑巾やキッチンペーパーで、床や壁を拭き取る
3. 消毒液を浸した雑巾やキッチンペーパーで、ドアノブなど感染者が触った場所を拭き取る
4. 最後に水拭きをする
 特にドアノブなどの金属部分は、塩素で腐食してしまうのでよく水拭きすること
5. うがい・手洗いを徹底する

※雑巾やキッチンペーパー、身につけた使い捨て用品は、二重にしたビニール袋に入れ口を固く縛ってから捨てる

おむつをしている子供が下痢をしたら

おむつは素早く処分する

(用意するもの)
・使い捨てマスク(すべて百均で売っている)
・おむつを捨てるためのビニール袋
・使い捨て製品を捨てるためのビニール袋2枚

1. 用意した使い捨てマスクを身につける
2. 下痢のついたおむつは、速やかに閉じてビニール袋に密閉する
3. うがい・手洗いを徹底する

ビニール手袋をしておむつ替えをするのは大変なので、素手ですることになると思います。

しかし部屋の中で突然の嘔吐やトイレでの下痢と違い、ノロウイルスはおむつの中だけと限定的なので、おむつ替えの後にうがい・手洗いを徹底すればいいでしょう。

ノロウイルスにかかっている家族が風呂に入ったら

ノロウイルスの症状が少しずつ回復してくると、感染者もお風呂に入りたくなると思います。

その場合の注意点をまとめました。

ノロウイルスにかかっている家族にお願いすること

・家族の中で一番最後に風呂に入ってもらう
・よくお尻を洗ってから湯船に入る、またはシャワーのみにしてもらう
・他の家族とタオルの共有をしない

家族がお風呂から出たら

(用意するもの)
・使い捨てエプロン・使い捨てビニール手袋・使い捨てマスク(すべて百均で売っている)
・捨ててもいい雑巾・厚手のキッチンペーパー
・次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイター)を薄めた消毒液(塩素濃度200ppm)
 → 消毒液の作り方
・使い捨て製品を捨てるためのビニール袋2枚

1. 用意した使い捨て用品を身につける
2. 消毒液を浸した雑巾やキッチンペーパーで、浴槽・床・壁・洗面器・蛇口・ドアの取っ手などを拭き取る
3. 最後に水で洗い流す
 特に蛇口などの金属部分は、塩素で腐食してしまうのでよく水で流すこと
4. うがい・手洗いを徹底する

※雑巾やキッチンペーパー、身につけた使い捨て用品は、二重にしたビニール袋に入れ口を固く縛ってから捨てる

嘔吐物や便がついてしまった布製品を洗うには

捨てられる物は、ビニール袋に入れ口を堅く縛ってから、捨ててしまうことをおすすめします。

布団や洋服などで捨てられない場合は、嘔吐物を適切に処理した後に次の対応をします。

小さい衣類

1. 洗剤を入れた水の中で静かに汚れを落とす

 2はどちらかを実行 
2-1. 煮沸消毒(85度で1分間以上)
2-2. 次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイター)を薄めた消毒液(塩素濃度200ppm)で洗う
 → 消毒液の作り方
 ※衣類の色落ちに注意

3. できれば高温の乾燥機を使用する

布団やカーペットなど大きいもの

1. よく乾燥させる

 2はどちらかを実行 
2-1. 乾燥後にスチームアイロンをあてる
2-2. 布団乾燥機を使用する

ノロウイルスの感染が怖い!何に気をつければいい?

一次感染と二次感染の違い

一次感染とは

・ノロウイルスに汚染された食品を食べたり飲むことでノロウイルスに感染・発症すること

ノロウイルスを保持している主な食品としては、二枚貝(牡蠣・はまぐり・しじみ・あさりなど)がとても多いです。

冬は、生がきが美味しい季節になりますが、一番ノロウイルスに気をつけたい食品です。

一次感染を予防するには
・二枚貝は加熱して食べる
 85度で1分間以上、食材の中心までしっかり火を通す
・野菜や果物などはしっかりと洗う
・二枚貝や生ものを調理した後のまな板や包丁は、熱湯をかけるか次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤/キッチンハイター)で消毒する

85度で1分間以上、食材の中心までしっかり火を通すことは、O-157などの食中毒菌に対しても効果があります。

多くの食中毒症状を起こすウイルスや細菌は、85度で1分以上の加熱で死滅します。

冬場に貝類や冷凍食品を調理する場合は、しっかりとした過熱を心がけてください。

気をつけたいのが、生野菜や果物です。

加熱することなく口にするものなので、二枚貝や生魚などを扱った後の調理は特に注意してください。

気になるようなら、調理の順番を工夫したり、生ではなく温野菜にするなど工夫して美味しい食事を作りましょう。

二次感染とは、ノロウイルス感染者の嘔吐物や便からの感染のことを指します。

対策については前章を参考にしてください。

ノロウイルスの感染について

ノロウイルスの流行時期は毎年10月~2月頃で、とにかく感染力が強く経口感染をします。

感染者の嘔吐物や便には、数十万~数億個のノロウイルスが含まれていますが、それがたった数十個口に入っただけで、ノロウイルスに感染・発症してしまいます。

また、ノロウイルスは乾燥しても死滅せず、空気中に漂って人の呼吸で吸い込まれて感染・発症することも分かっています。

家族に感染者がいなくても、外出先で使用したトイレや、学校や会社のドアノブなどからでも、ノロウイルスに感染することはあります。

ノロウイルスに感染しない方法は

・家族にノロウイルス感染者がいる場合は、前章の対策を徹底する
・外出先の場合は、食事前に必ずよくうがい・手洗いをする
・外出先から帰ったら、よくうがい・手洗いをして、できれば着替える
・主婦などで食事の調理をする場合は、必ずよく手洗いをする

家族にノロウイルス感染者がいた場合、感染者が元気になった後も1週間くらいは、トイレの消毒を続けてください。

人によっては1か月間ほど便からノロウイルスが排出されることもあるため、感染者本人も石けんを使った手洗いを徹底するよう心がけてください。

ノロウイルスに効果があるのは、次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイター)ですが、これで手を洗うわけにはいかないので、石けんやハンドソープを使っての手洗いで大丈夫です。

ノロウイルスは通常の石けんでは死滅させられませんが、きちんとした手洗いで洗い流すことができます。

手洗いをしっかりするためにも、石けんを使って手をすみずみまでキレイにし、石けん成分が残らないよう洗い流すことを心がけることで、ノロウイルスも洗い流しやすくなります。

また手洗いについてですが、最近の研究でノロウイルスにはアルコール消毒もある程度効果があることが分かってきましたが、やはり手洗いをきちんとすることが大事です。

しっかりと手洗いしたうえで、アルコール消毒液を使用するといいでしょう。

しっかりとした手洗いのポイント

・石けんをよく泡立てる(もしくは泡タイプの石けんを使う)
・指先を使って、手のひらのしわまでしっかり洗う
・親指は、片方の手で握るようにして回し洗いをする
・指と指の間もよく洗う
・手首も忘れずに洗う
・爪は短く整え、できれば指輪も外すことが望ましい
・すすぎは温水による流水で、しっかりと石けん成分を落とす
・自分専用のタオルか、捨てられるペーパータオルで手を拭く

これでノロウイルスが手から洗い流されます。

携帯用消毒用アルコールもありますが、水で洗い流す効果には及ばないので、ノロウイルスには補助的に使用することをおすすめします。

一度ノロウイルスに感染したらもうかからないの?

ノロウイルスは、風邪と同じように型がたくさんあるため、型が違えば何度でもノロウイルスに感染・発症することがあります。

だからこそ予防が大事で、手洗いをしっかりとするようにしてくださいね。

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ロタウイルスの感染防止には赤ちゃんのうちに予防接種を

ロタウイルスとは白い便が出ることが特徴で「乳児白色下痢症」とも呼ばれています。

関連記事:ノロウイルスとロタウイルスの違いと治療や食事は?出席停止日数は?

特に多くかかるのが1~2歳の乳幼児ということあり、赤ちゃんのうちに受けられる予防接種が2011年から日本でも始まっています。

ロタウイルスワクチンとは

・液体の飲むワクチン
・生後6週から32週までに、4週以上の間隔を空けながら2回または3回接種となる
・自由診療(保険外診療)のため接種費用がかかり、病院によって価格差がある

受けられる期間が短いため、他の予防接種との兼ね合いも考え、早めにかかりつけの小児科を見つけて、予防接種のスケジュールを相談することが望ましいです。

接種する病院による価格差が大きいロタウイルスワクチンですが、2回接種・3回接種どちらの場合も総額25,000~30,000円ほどかかります。

ロタウイルスワクチンは2種類ある

ロタリックス

接種回数:2回(生後6週~24週までに2回接種)
1回の接種費用:12,000~15,000円くらい
1価ワクチン

ロタテック

接種回数:3回(生後6週~32週までに3回接種)
1回の接種費用:8,000~11,000円くらい
5価ワクチン

1価や5価というのは、ロタウイルスの型にいくつ対応しているかの違いになりますが(ロタテックのほうが多い)、効果は2種類とも特に変わりがないと言われています。

ロタウイルス予防接種をすることにより、ロタウイルスによる胃腸炎を予防してくれたり、感染・発症した場合にも軽く済むようになっています。

ロタワクチンが生後24週ないし32週までしか受けられない理由としては、このワクチンを接種することで起こる副反応として腸重積症があり、生後3か月までは腸重積が起こりにくいため早めの接種時期が設定されています。

また、乳児のうちに受けなければいけない予防接種は多数あるため、ロタワクチンは他の予防接種との同時接種も可能です。

どの予防接種をいつ受けるのかは、かかりつけの小児科医とよく相談して決めてください。

赤ちゃんは体調を崩しやすく、予防接種スケジュールも狂いやすいため、早めにかかりつけ医を決めておきたいですね。

まとめ

ノロウイルスやロタウイルスはインフルエンザと並び、冬に流行る大変な病気です。

家族がかかった場合の感染予防の方法や、手洗いの重要性などをよく覚えておいてくださいね。

また、うちの子が赤ちゃんの時にはなかったロタワクチンですが、ロタウイルスを予防する効果はとても大きいようです。

費用が高額なのがネックになりますが、予防接種スケジュールに余裕があったら受けておくと安心ですね。

関連記事:ノロウイルスとロタウイルスの違いと治療や食事は?出席停止日数は?

関連記事:ノロウイルス消毒液の作り方や市販品は?手洗いも効果あるって本当?

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