ヒートショックとは?防ぐために冬のお風呂で気をつけること


ヒートショックとは?防ぐために冬のお風呂で気をつけること

ヒートショックという言葉を知っていますか?

11月から3月の寒い時期に、自宅内の浴室や脱衣所で倒れて救急搬送される中高年が増えています。

中高年以上の人が浴室などで急に倒れて、脳梗塞や心筋梗塞を起こしてしまうことを「ヒートショック」と言います。

医師や消防署が毎年注意を呼びかけていますが、ヒートショックによる死亡事故はなかなかなくなりません。

2011年の交通事故死亡者数4,611人に対し、ヒートショックで亡くなったと思われる人はなんと9,360人と交通事故死の2倍以上となっています。

ヒートショックが原因で心筋梗塞を起こして死亡した場合でも、心筋梗塞自体が原因とされてしまうこともあり、実際はヒートショックで死亡した人はもっと多いとも言われています。

そんな前触れもなく症状が出てしまう恐ろしいヒートショックですが、誰がどんな時になりやすいのか、またヒートショックを防ぐために気をつけることをまとめました。

家族に年配に方がいる場合は、特によく知っておいてくださいね。

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ヒートショックとは誰がどんな時になるの?

ヒートショックとはどういう症状が起きるのか

暖かい部屋から寒い部屋に行くと、血管が縮むことで急激に血圧が高くなり、脳卒中や心筋梗塞を起こす危険性が高まります。

特にヒートショックが起こりやすいのは、血圧の急激な上下です。

1. 暖かい部屋から、お風呂に入るため寒い脱衣所へ移動
 →血管が縮み血圧が上昇 ※脳出血の危険
2. 寒い脱衣所から冷えた浴室に入る
 →さらに血管が縮み血圧が上昇 ※脳出血の危険
3. 冷えた体のまま熱い湯船に浸かる
 →縮んでいた血管が急に広がり血圧が低下 ※失神・脳梗塞・心筋梗塞の危険

上記のように、血圧の急激な変化は、体にとても大きな負担をかけます。

また血圧の急激な変化で失神することもあり、湯船の中で失神すると、溺死してしまう可能性も高くなります。

ヒートショックを起こしやすい人

・60歳以上の中高年
・高血圧
・糖尿病

中高年でかつ高血圧の場合は、特に気をつけないといけません。

ヒートショックから命が助かったとしても、脳梗塞や脳卒中を起こした場合は、高齢ということもあり、その後の経過で寝たきりになってしまうこともあります。

ヒートショックを起こしやすい季節

・11月~3月の冬場

地域にもよりますが、ヒートショックによる死亡事故の68%が11月~3月の期間に起きています。

なかでも特に12月~1月に事故が多くなるので、高齢者のいる家庭では気をつけたいですね。

ヒートショックを防ぐために具体的に気をつけること

・自宅内のすべての部屋で、気温差を作りすぎない

ヒートショックの事故が一番多いのは、リビングより寒い脱衣所や浴室になりますが、その他に暖房のないトイレや洗面所・廊下などでも同じように危険があります。

暖かい部屋から寒いところへ出ると、体は体温を保持しようとして、筋肉を震わせ血管を収縮し、血圧や脈拍を上げてしまいます。

血圧の乱高下がヒートショックの一番の原因となるので、高齢者がいる家庭では、なるべく自宅内で「寒い」と感じる場所をなくすように心がけてください。

トイレや洗面所に置いても安全な暖房器具もあるので、そういったものを活用してくださいね。

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冬のお風呂はヒートショックが起きやすいので注意

ヒートショックは自宅内のどこででも起きる可能性はありますが、やはり一番ヒートショック事故が多いのは脱衣所と浴室になります。

冬場のお風呂でヒートショックを起こさないようにするには、脱衣所と浴室を暖めることになりますが、その方法に関してはこちらの記事で詳しく説明していますので、参考にしてください。

脱衣所と浴室を暖める方法まとめ:寒さ対策を風呂や床タイルにする方法は?風呂場の窓にも注意

また、上記の対策以外で中高年の方の行動で気をつけるといいことは、以下の通りです。

高齢の家族が冬場に風呂に入る時に注意すること
・一番風呂をやめる
・家族の誰かが常に気をかけておく(風呂に入っている時間など)
・飲酒後は風呂に入らない
・湯船の温度を42度以上にしない

年配の方は熱いお湯に短時間入ることを好むかと思いますが、少しぬるいかな?程度のお風呂にゆっくり浸かることでも体は芯から温まります。

無理のない入浴方法を一緒に考えて、教えてあげることをおすすめします。

まとめ

60歳以上の中高年に多くみられるヒートショック事故についてまとめました。

ヒートショックは室内の温度差によって起きるため、冬でもなるべく各部屋に温度差を作らないようにしたいですね。

高齢者はもちろんですが、小さい子供や妊娠中の女性・若いけれども持病がある人などにとっても、冬場に各部屋の温度を一定以上に保つことは快適に過ごすため必要なことです。

ヒートショックという悲しい事故が起きてから後悔するのではなく、できることから自宅内の環境を整えて、家族の誰にとっても1年中居心地のいい部屋を作れるといいですね。

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